ストーンヘンジ

ストーンヘンジ

ストーンヘンジ

イギリスの古代文明遺跡として最も有名といっても過言ではないのが、およそ5000年前に作られた円形にそびえ立つ巨石郡「ストーンヘンジ」だろう。
重機もない先史時代にあのような環状列石を組み上げたのはあまりにも驚異的である。

特筆すべきはその大きさ。エジプトのピラミッドの石はひとつ約5トン、モアイ像でさえ20トンと言われている。しかしストーンヘンジの巨石はなんとひとつ50トンもあるというのだ。
さらにその立てられた複数の柱の上に円形に組まれた石が乗せられていただから、建築技術的に見ても驚くべきだったものだったのである。

ストーンヘンジに使われた「サーセン石」の産地は30キロ離れたマールバラ丘陵だと言われている。それほど大きい石を果たしてどうやって運んだのであろうか?
とある研究によると建設当時のストーンヘンジはサーセン石を叩くことによって表出した石英が太陽を浴びて、全体が白亜に光輝いていたのだという。その様はさぞ神秘的であっただろう。

では作られた目的は何だったのであろうか。複数の説が存在している。
①古代の天文台
②宗教施設
③墓地・墓碑
④象徴的モニュメント
etc…

或いは上記のいずれかではなく、それらの組み合わさった複合施設だったのかもしれない。
実際周辺を調査してみるとストーンヘンジの近くに巨石を囲むように謎の穴が56個開いていたという。中を調べてみたところ5000年前の人々(古代ブリトン人)の骨が入っていたというのだ。しかしこれは墓所であったとも宗教儀式が行われていたともどちらにも取れる事実であろう。

さて、そんなストーンヘンジにはまことしやかに囁かれているひとつの噂がある。なんとこの遺跡、「20世紀になって作られたものである」というのだ。
実際1920年頃にイギリスでは大々的な発掘調査が行われたとされているが、それは調査というよりももはや復元であったとされている。つまり19世紀以前はストーンヘンジは倒れた岩の塊であり、現代までそびえ立っていたわけではないというのだ。実際に調査時の写真では、現在とは違い倒れている巨石を見ることができる。

1920年当時のストーンヘンジ

1920年のストーンヘンジ

とはいえこの写真が示しているものは倒れていたという事実のみであり、全てが作り物だというにはいささか言い過ぎと言えるのではないか。しかしながらストーンヘンジが20世紀になって観光目的で作られたという説は今もなお各所で湧いて出てくる。
真実や如何に。

2 Comments

  • 匿名

    9月 21, 2020 at 2:04 pm

    国家ぐるみの観光振興だと思うよ。なにかしらはあったんだろうけど今みたいにしっかり立ってなかったんじゃないかな。
    0を100にしたわけじゃないけど10を100にしたって感じかなあ。

  • 匿名

    9月 21, 2020 at 2:07 pm

    日本にも環状列石ってあるじゃん
    世界で一番有名な環状列石って認識だけども
    作られた目的?知らない

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