多世界解釈

多世界解釈

もしあの時ああしていたらどうなっていただろう?そんな”もし”の話が実際に存在するとしたら?
多世界解釈という量子力学の解釈の一つによれば、この世界と異なる複数の世界が存在するという。

プリンストン大学の学生だったヒュー・エヴェレットは1957年に量子力学の新しい解釈を提唱しました。 その解釈はエヴェレットの多世界解釈と呼ばれています。

たとえば、箱の中に電子を入れます。量子力学によれば、電子は箱の中で波のように広がっています。 この波のことを波動関数といいます。 人間が箱の中を見れば、電子は箱の中の一点で見つかります。 これを波動関数の崩壊といいます。

中略

この波動関数の崩壊は、とても不思議な現象です。 たとえば箱の中を、二つの部屋に仕切ります。 すると、電子の波はそれぞれの部屋に存在します。 片方の部屋を見れば、そこには電子はあるかもしれませんし、 ないかもしれません。

電子がある場所で見つかれば、電子の波動関数はその場所に収縮します。一方、電子が見つからなければ、 電子の波動関数は隣の部屋へ収縮します。 電子を観測した時に、その電子の波動関数が崩壊することはとても不思議です。 しかし、電子を観測しなかった時にも、 その電子の波動関数が崩壊するのはもっと不思議です。

エヴェレットは、「波動関数は崩壊していない」と考えました。 電子を波動関数で表現するのであれば、人間も波動関数で表現すべきだ。 ある人間が電子を観測すると、人間は次のように分かれます。

(1)場所xで電子をみつけた人間A
(2)場所yで電子をみつけた人間B
(3)場所zで電子をみつけた人間C

電子は波のように広がっています。一方、人間も波のように広がっているのです。

多世界解釈 – 量子論の不思議な世界 より

人がありとあらゆるところで行う選択。その全ての選択において分岐する無限の並行世界が存在していて、今この時を生きている私は無限に存在する並行世界のうちの一人に過ぎないのだ。

3 Comments

  • 匿名

    7月 7, 2018 at 6:34 am

    自分の意思で世界を選びたい・・・

  • 匿名

    7月 8, 2018 at 9:53 pm

    パラレルワールドですね!

    7回目の終了です(その7)

    7月 9, 2018 at 9:58 am

    ① こんにちは。いつも興味深く拝見しております。6月30日付「バビロニアの・・・」にコメントをさせて頂いた者ですが、有り難う御座いました。

    私は、『自分が数千年後の未来に居て、そこで、VRゲーム(バーチャル・リアリティー・ゲーム)を行って、ゲーム「第7次太陽系次元の地球」に意識が全部入り込んだ場合を想定しました。
     すると、自分の肉体とゲーム機が存在する「数千年後の未来」が本当の自分の世界なのか、それとも、ゲームに入り込んだ自分の意識が存在する「第7次太陽系次元の地球」が本当の自分の世界なのか』、と考えていたら訳が分からなくなったので、コメント欄でお尋ねした次第です。

     
    ② ところで、終末予言の「その時」に、ご興味をお持ちでしょうか。

     「神示」では『辛酉はよき日、よき年ぞ』(下つ巻・第30帖)とあり、次の辛酉は2041年になります。そして次に、『四ツン這ひになりて着る物もなく、獣となりて、這ひ廻る人と、空飛ぶやうな人と、二つにハッキリ分かりて来るぞ』(富士の巻・第19帖)とあります。

     上記の2点につきまして、「ヒトラーの予言」にも近接する年代や類似する事象の表現があるようですし、「シリウスファイルのオコットのメッセージ」でも近接する年代や類似の表現が認められるようです。
     (この2例はネットで閲覧できますが、著作権が一々面倒ですし、ウィルス感染問題もありますので、リンクは割愛させていただきます)。

     ここで、神示・ヒトラー・オコットの予言の「その時」の年代は、2041年の数年前から2041年までということになり、20年くらい先の話ですが、随分と気の長い話となります。

     ただし、『天の異変 気付けと申してあろが』(夜明けの巻・第3帖)と有りますように、前兆現象としての天変地異は益々激化して来るように感じられます。

     また、オコットのメッセージの類推解釈から、マヤの2012年の後から「変換の仕組み」が始まっており、中程からは「転換の仕組み」が始まるものと想像しますから、のんびりと20年先を待つわけでも無さそうに思われます。

    ★ どう思われますか。

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