中国がまだ明の時代、世界初の宇宙飛行士になろうと試みた人物がワン・フーである。
その伝説の功績にちなみ、月の裏側にあるクレーターに「ワン・フー」と名前がつけられたほどだ。
彼を世に紹介したのは、とあるアメリカの書物であった。
「16世紀の初め、ワンは中国の進んだロケットと花火の技術を使って宇宙へ行くことを決心した。彼は恐らく、47本のロケットをつけた椅子を用意したのだろう。打ち上げの日、ワンはきらびやかな服を着て、椅子に座った。47人の従者がロケットに点火し、身を守るために急いで椅子から離れた。大きな爆発があり、煙が晴れると、彼と椅子はどこにも見当たらなかった。その後、彼の姿を見たものはいない」
ハーバート・S・ジム著 「Rockets and Jets」より
爆発の後、彼は空へと飛び立ったのだろうか。それとも爆発に飲み込まれてチリとなったのだろうか。
いずれにせよ、宇宙空間に飛び出した生身の人間が生きている可能性は低いのだが…
このワン・フー、実は当事国である中国の文献には全く記載が残っていないという。
実在の人物だったかも含めて、未だ謎を投げかけてくれている。
3 Comments
匿名
7月 13, 2018 at 1:47 amどっちにしろ死んでるコースだろ!!
ちょっと面白い
匿名
7月 13, 2018 at 6:33 am飛び立つことなく爆発であれしたんだろうな・・
匿名
3月 31, 2022 at 7:41 pm本当に空に旅たったんじゃねwww