シェイクスピア別人説

   ,   3

シェイクスピア別人説

稀代の有名作家であり全世界にその名を轟かす伝説の作家、シェイクスピア。
実は彼は別人ではないかという説が存在している。

「ハムレット」、「マクベス」、「ロミオとジュリエット」、「リア王」、「ソネット集」etc…作品こそ有名なのだが彼の私生活についてはほとんど謎に包まれているという。
突如ロンドンに文筆家として登場したことになっているが、それまでの経歴などは一切不明なのである。

また、彼の手による自筆の手紙は一切残っていないのだ。
その代わり、署名は複数残されている。しかしこの署名、なんと全く別のものが4種類以上存在しているのだ。

ここで一つの説が浮上する。
シェイクスピアというのは複数作家のペンネームのようなものであったのではないか、というものだ。

シェイクスピアの作風は多岐に渡っており、外国を舞台にしたものなども多いことから一人の人物の取材や経験だけではあそこまでの作品群を構築するのは無理があるというのだ。
一説には4人から7人もの様々なバックボーンを持つ男女であるという説がまことしやかに囁かれている。
「SHAKE-SPEARES(稀に現れるハイフンが入っているこの表記もまた別人説の根拠のひとつである)」これは匿名作家集団のチーム名だったということだ。

もう一つの説としては、他の有力な作家がその身分を隠してこの名をペンネームとしたというものである。実際にウィリアム・シェイクスピアという人物は実在していたが特に業績を残すほどの者ではなく、その名義だけを借りたというのだ。それを行った者の候補としてはフランシス・ベーコン、クリストファー・マーロウ、エドワード・ド・ヴィアーなどが挙げられている。

しかし、一方で、実在し本当に全てを書き上げた大天才の作家だったという可能性も捨てきれない。
多くの悲劇やロマンスを書き残してきたシェイクスピアは実在しないのかーーこれを考えることも彼が残したひとつのロマンなのかもしれない。

3 Comments

  • 匿名

    9月 16, 2018 at 12:01 am

    ロミオとジュリエットってイタリアが舞台だなそういえば
    シェイクスピアはイタリア行ったことあったんかな

  • 匿名

    9月 16, 2018 at 1:03 pm

    多重人格者かな

    匿名

    5月 13, 2020 at 10:55 am

    シェイクスピア本人の自筆と確認されているのは遺言書や財産目録など、いわば実務書面ばかり。自筆戯作原稿はおろか、創作状況を伝える日記や手紙さえ一切残っていないのは一流劇作家としては怪し過ぎると考えるのが自然だろう。
    20歳過ぎまで田舎の風采の上がらない男だった人物が、突如として花形劇作家としてデビューしたという奇妙な事情の背景が解明されない限り、別人説もしくは創作集団ペンネーム説を私は支持したいと思う。

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください