1960年、ヘルシンキから西に22km離れたボドム湖で、キャンプに来た若者4人がナイフと鈍器で襲われる事件が起きた。
被害者は以下の4名
– マイラ・イルメリ・ビョルクルント(15歳)
- ナイフによる刺し傷、鈍器による撲殺
– アニャ・トゥーリッキ・マキ(15歳)
- ナイフによる刺し傷、鈍器による撲殺
– セッポ・アンテロ・ボイスマン(18歳)
- ナイフによる刺し傷、鈍器による撲殺
– ニールス・ヴィルヘルム・グスタフソン(18歳)
- 顎と顔の骨を折るという重傷を負うものの、唯一の生存者
事件発生から12年後の1972年6月、ある男が自殺をした。彼は遺書を残しており、そこには自分が今回の事件の犯人であると書かれていた。また、彼はボドム湖周辺のキヨスクに勤務していて、湖でキャンプする人々を嫌悪していた。それにもかかわらず、警察は彼が犯人でないとした。彼には完璧なアリバイがあったのだ。
さらに2003年、事件付近の病院に勤務していたヨルマ・パロがこの事件に関する書籍を発行した。そこである男の治療に当たった。ハンス・アスマンというKGBの諜報員だ。パロはこの男こそ真犯人であると主張するも、警察はこの男も犯人ではないとした。
事件から約45年後の2004年3月下旬、この事件唯一の生存者であるグスタフソンがこの事件の容疑者として警察に逮捕された。グスタフソンは新しいガールフレンドであるビョルクルントに対する嫉妬から今回の事件の犯行に至ったとしたのだ。
そして2005年8月4日、グスタフソンの裁判が開始された。検察はDNA捜査によってグスタフソンが犯人であると主張。弁護人は犯人は部外者で、グスタフソンの当時の状況より他の3名を殺害することは不可能であると主張。
同年10月7日にグスタフソンに対する全ての嫌疑は取り下げられ、無罪が確定した。
今もなおこの事件の真犯人は見つかっていない・・・
画像引用元:Il massacro del lago Bodomより
3 Comments
匿名
9月 2, 2018 at 1:29 pm最初の時点でグスタフソンが怪しげではあるよね
匿名
9月 4, 2018 at 11:22 pm10代がこんなに殺されたんか
いずれにせよ胸糞だな
匿名
3月 15, 2019 at 8:57 pm他の三人がナイフで何度も刺された上鈍器で殴られるという念の入れようなのに、グスタフだけ顔面殴られただけ、しかも都合良く記憶喪失で動機もあるとか、完全にクロやんけ