爆薬の威力は爆薬の概念が誕生して以来、2倍程度しか上昇していない。現在理論上の最大火力であるとするオクタニトロキュバンですら2.38倍。そして威力は既に限界に頭打ちであると言われている。
これを打ち破るべく考えられた、次世代爆薬の概念が電子励起爆薬という。電子励起状態の原子を組み合わせて、非常に高いエネルギーをもつ化合物を生み出すのだ。その威力は1トンでTNT500トン分の威力に相当するという。
2個の電子が励起したヘリウム原子は通常のヘリウムと異なる物性を示し励起状態で準安定化する、この原子は原子同士が結合して常温から500℃までの温度で固体になると計算されている。威力はTNT換算すれば1トンの爆薬がTNT500トン分の威力を持つことになり、戦術核兵器並の通常爆弾が開発できることを意味している。コンピューターによる電子軌道の計算によって励起状態で安定したまま化合物になる可能性が見つかったことから、実際に製造可能だと言われているが、2007現在で実際に合成に成功した事例は無い。このような研究から金属ヘリウム爆薬と呼べる物ができるのではないかと予想されている。
wikipedia – 電子励起爆薬より
果たして実現される日がくるのであろうか・・・?
4 Comments
匿名
8月 8, 2018 at 9:26 am爆薬以外にも使い道がありそう
匿名
8月 10, 2018 at 2:44 pm核融合、核分裂と比較したらどのくらいなんだろ
匿名
8月 12, 2018 at 4:21 am電子なんとか爆薬か(読めない)
匿名
12月 1, 2018 at 3:13 pmヘリウムを金属化しても安定性が低そう。
ダイナマイトの様に何かに含ませる(水素貯蔵合金の様に)事は出来んのかね。
その場合はやはり液体に溶かすのが最も妥当なんだろうが。