人民寺院集団自殺事件

人民寺院集団自殺事件

アメリカのカルト宗教団体である「人民寺院<ピープルズ・テンプル・オヴ・ザ・ディサイプルス・オヴ・クライスト( Peoples Temple of the Disciples of Christ)>」が南米ガイアナに築いた彼らの開拓地「ジョーンズタウン」で起きた史上最悪の集団自殺事件である。

教団はジム・ジョーンズ(James Warren “Jim” jones)という元牧師であり社会主義者であった男により設立され、最盛期には公称20,000人とも言われる信者数を誇っていた。

しかし、次第に教祖ジムの狂気は明るみになってくる。
宗教と共産主義革命のハイブリッドとも言える一種矛盾した教義を拡大させるためには手段を厭わずカリフォルニアの各地でトラブルを起こすようになり、やがて理想郷である開拓地コミューン「ジョーンズタウン」にて彼はいよいよ狂気を深めて行ったのである。

Xデーである1978年11月18日。ジョーンズタウンにおける人権蹂躙を聞きつけたアメリカの下院議員レオ・ライアンを中心とした少数の視察団が当地を訪れていた。虐待の証拠や脱退希望者の声を目の当たりにしたライアン一行がセスナに乗り込もうとしたその時、ジョーンズの側近たちにより視察団全員が自動小銃の掃射を受け殺害された。
これを皮切りにジムはパニック気味に全信者に対して最後の演説を行った。内容は端的に言えば「革命的自殺」を遂げよというものであった。そして集団自殺は起こったのである。

クールエイドという粉末ジュースにシアン化合物を混ぜた「毒入りドリンク」を一斉に飲むなどして彼らは次々に息を引き取った。
最終的に死者は914名。300人ほどの子供達も含まれていた。
そして勿論、教祖ジム・ジョーンズの遺体もそこで発見された。人民寺院は斯様な衝撃的な結末を迎えたのである。

一体なぜこのような悲劇は起こってしまったのだろうか。
同調圧力によって自らの命を捨てる決断までしてしまう。これがカルト宗教の恐ろしさということなのだろうかーー

4 Comments

  • 匿名

    9月 4, 2018 at 11:20 pm

    これってカルト宗教に見せかけた共産主義集団なんでしょ実際
    にしても死にすぎ

  • 匿名

    9月 6, 2018 at 2:55 am

    ジム・ジョーンズといい麻原といいどうしてこういう奴の言いなりになって人々は動くんだろうか
    悪のカリスマってやつなのか?

    匿名

    9月 8, 2018 at 5:23 pm

    数がひどい・・・・

      匿名

      1月 24, 2020 at 4:51 pm

      集団催眠というか集団ヒステリー状態なんだろうけどさすがに900人てのはやばいよなあ

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