クフ王のピラミッド、秦の始皇帝綾と並び「世界三大墳墓」に数えられ、面積では世界最大を誇る大仙陵古墳。
典型的な前方後円墳の特徴を持つこの巨大古墳は「仁徳天皇陵」と呼ばれる方が一般的であったが、実際に被葬者が仁徳天皇であるかどうか確証が持てないとのことで現在は様々な名称で呼ばれている。
これほどまでに巨大な墓であるから天皇の墓であって然るべきだーーそう考えるのは当然だが実はそれを証明するのは本当に難しくなっている。
現在この古墳は他の多数の巨大古墳と同様宮内庁の管轄になってしまっている。そして当の宮内庁が天皇の墓であるからとの理由で発掘調査を認めないのだ。
かつて出土した副葬品は5世紀半ば〜後半のものであり、それが確かならば仁徳天皇の崩御時期と微妙なずれが出来てしまう。
仁徳帝の在位時期は西暦で言うと313年〜399年とされており、これは空白の4世紀と言われる謎多き時期なのだ。
仮に仁徳天皇のものでないとしたら、一体誰を埋葬した古墳なのだろうか。
この謎が判明すれば日本史にとって大きな前進になることは間違いないだろう。
3 Comments
匿名
7月 31, 2018 at 3:40 pm別に盗掘するわけじゃないんだから宮内庁も調査許可してくれたらいいのにな
匿名
8月 1, 2018 at 6:50 am空白部分を埋めるのか
匿名
10月 17, 2018 at 4:58 pm宮内庁と堺市が共同でこの古墳の発掘調査を開始だそうですね。
謎が解明されるのでしょうか。