MKウルトラとはCIA主導で行われた洗脳人体実験である。
MKウルトラの前身は、統合諜報対象局(1945年設立)によるペーパークリップ作戦である。ペーパークリップ作戦とは、かつてナチ政権に関与した科学者を募集する目的で展開され、拷問、洗脳を研究していた研究者もいれば、ニュルンベルク裁判にて戦犯とされた者も存在した。
アメリカ政府が極秘裏に行った計画の中には、チャーター計画(1947年実施)やブルーバード計画(1950年実施、翌年アーティチョーク計画と改名)をはじめ、ペーパークリップ作戦から生まれた内容も多かった。
こうした中、朝鮮戦争での洗脳が注目されていた1953年4月13日、アレン・ダレスの命を受け、シドニー・ゴッドリーブを先頭にMKウルトラ計画が始まった。実験は、しばしば被験者の同意無く行われ、実験に関わった研究者でさえ、「計画の最終目的を知らされて無い事もあった」と言う。
冷戦下の1964年には「MKサーチ」と改名。自白剤を用いてソ連のスパイ容疑者を尋問したり、海軍では超音波を利用して記憶を消去する実験を行うなど54のサブ計画が存在した。しかし前述の通り、1973年にヘルムズ長官が計画の記録をほとんど破棄した為に、実験の全貌を解明することは、現在においても困難である。
この実験は失敗だったのだろうか。それとも…
4 Comments
匿名
4月 22, 2018 at 10:00 pmどうして破棄したのか
匿名
4月 23, 2018 at 11:41 pm洗脳の文脈で良く話題に上るよなこれ
おそらく相当効果があったんだと思ってる
匿名
4月 27, 2018 at 3:30 am薬漬けにしたり他にもやばいことやりまくってたんだよな
匿名
8月 28, 2022 at 2:47 amこれって戦後アメリカの実質支配下にあったドイツ・日本・フィリピンでも実験されてたんだってな。
まさか日本でもやってたとは意外だった。