少年Aと言えば、90年代に日本を震撼させた神戸連続児童殺傷事件の犯人のことだ。
しかし彼は冤罪なのではないかという噂が立ち、真剣に議論されてきたこともある。
逮捕されたAが犯行を認め、関連する犯罪についても述べているものの、冤罪を指摘する声もある。 その多くは被害少年の首を切断した際の警察の報告書に対する疑問点や、捜査の手法、判決を批判したものである。また、物的証拠に不足、不自然な点があるとも指摘される。
多くの冤罪事件を手がけてきた弁護士の後藤昌次郎や、『神戸事件を読む―酒鬼薔薇は本当に少年Aなのか?』(鹿砦社)の著者の熊谷英彦、Aが在籍していた中学校の校長(当時)の岩田信義らが冤罪であると主張しており、特に、熊谷の著作は冤罪主張派にとって重要視されている。冤罪説の指摘のうち主なものを以下に記す。
•第二の事件で殺害された女児の頭の傷は八角げんのうを左手に持って殴りつけてできたと考えられ、右利きのAがやったとは考えにくい。
•第三の事件で殺害された男児の首は遺体を冷凍して切断した可能性が考えられる。岩田は若いころ、来客に料理をふるまうためにニワトリを屠殺した経験があり、ニワトリの首は簡単に切れなかったと述べている。岩田は糸ノコギリで人間の首は切断できないのではないかと疑問を呈している。
•筆跡鑑定の結果は声明文がAによって書かれたものだと断定はできないというものであった。のちに、鑑定結果を弁護士から知らされたAは「騙された、悔しい」といって泣いたといわれている。
ただし、赤インクの太字と定規を使用したと見られる直線で描かれたもので、筆跡をごまかしているため、鑑定の結果自体は冤罪の根拠とはならないという意見もある。ただし、Aの中学での国語の成績は入学以来常に5段階評価の「2」で、事件直前の授業の作文と比較して犯行声明のような高度な文法や複雑な読みまわしの漢字を書く能力があったかどうかには疑問が残っている。
•取り調べにおいて警察は声明文の筆跡鑑定が確定的であるかの様に説明し、それを受けてAは自白を始めた。これは違法行為であるため、家裁審判においてこの自白調書は証拠として採用されなかったが、Aの弁護士は非行事実について争おうとはしなかった。
•Aの素行についての証言が逮捕直後から多数報道されていたが、調査してみると多くは伝聞情報ばかりで直接の目撃証言が確認できない。
•判決文による非行事実は荒唐無稽で実行不可能な部分が多い。
•14歳の少年に実行可能な犯罪とは到底考えられない。犯行声明文は14歳の少年が作成したものとは思えないほど高度である。岩田は、この犯行声明文は全体的に難解な論理を特異な比喩を使いながら展開しているにもかかわらず論旨は明快で、成績の悪いAに到底書けるとは思えなかったと述べている。
wikipedia-神戸連続児童殺傷事件より
既に彼は出所し一般の人々の中でひっそりと日常生活を送っているのだが、果たして本当に冤罪なのだろうか…
3 Comments
匿名
6月 11, 2018 at 10:12 amでもあいつ自白してるんやろ?
間違いないと思うけども
匿名
6月 12, 2018 at 2:47 am100歩譲って冤罪だとしてじゃあ真犯人誰なんだよ
見つかってない方が怖いわ
匿名
6月 13, 2018 at 6:51 amこのご時世仮に冤罪だとしたらSNSでめっちゃ拡散されてそうよね