錬金術の基礎が書かれているという伝説の銘碑がある。その名の通りエメラルド自体に文字が刻み込まれている。超古代文明の遺物とも呼ばれるそれはヘルメス・トリスメギストスによって、錬金術に関する12の奥義が記されたとされている。
ヘルメス・トリスメギストスは錬金術の守護神であり、秘教修道者たちの総称とも考えられている。また古代ギリシャの神ヘルメスその人であるという意見もある。ヘルメス・トリスメギストスはギザの大ピラミッド内部に存在する墓に眠っている。
エメラルド・タブレットはその墓に眠るミイラの手の中から発見されたというのだ。
現在このエメラルド・タブレットは存在していない。
エメラルド・タブレットの存在について記された書はいくつも発見されるものの、そのもの自体の発見には結びついていないのだという。
しかしながらエメラルド・タブレットを発見したという記録がいくつか残っているのも事実である。
・1493〜1541年、パラケルススによると幼少期に父の診療所でエメラルド・タブレットが飾ってありそれを見て育ったという。
・1828年、エジプトのテーベの呪術師の墓にいたミイラが持っていたライデン・パピルスのなかに、エメラルド・タブレットの最古の写しの断片が発見された。
・1952年、モーリス・ドーリルが書いた書籍によるとメキシコはユカタン半島のピラミッド内部にて12枚のエメラルド・タブレットを発見したという。その内容を翻訳し、写し取った後にピラミッドへ返却したのだという。ただこれは多くの専門家から疑問視されている。
では実際にエメラルド・タブレットにはどのような内容が記されていたのだろうか?
原文は寓意や隠喩が多く多様な解釈が可能で、卑金属を金や宝石に変えるように、人間の魂を「大地から天へと」と昇華させていく修道過程、「賢者の石」の秘密を読み解くことができるともされる。フリーメーソンなどの秘密結社への影響も大きく、万物が一者から生まれたという一元論や、上位のものから下位のものが生じ、秩序的連鎖のもとで照応・感応し合っているという存在の大いなる連鎖を主眼とするヘルメス思想の原典と見做させるようにもなった。これに記されたうちで最も有名な言葉は、錬金術の基本原理である「下なるものは上なるもののごとく、上なるものは下なるもののごとし」であろう。これはマクロコスモスとミクロコスモス(大宇宙と小宇宙)の相似ないし照応について述べたものと考えられている。
wikipedia – エメラルド・タブレットより
果たしてエメラルド・タブレットは実際に存在していたのだろうか?いまだに謎のままである。
画像引用元:The Emerald Tablets – A 38,000 Year Old Alchemist’s Guidebook Shrouded – Ancient Explorers
3 Comments
匿名
9月 9, 2018 at 7:41 pmもし実際に存在していたのだとしたらまじ今どこにあるんだろう
匿名
9月 15, 2018 at 12:17 am錬金術が本当に確立されてたなら是非とも拝見したい(お金持ちになりたい)
匿名
9月 16, 2018 at 1:13 pm下なるものは上なるもののごとく、上なるものは下なるもののごとし
マクロコスモスとミクロコスモスの相似・・・
何が何やら・・・