未解明の遺物といえばヴォイニッチ手稿や太陽の門などがあるが、これもその一つ。ファイストスの円盤はクレタ島のファイストス宮殿で発見された。粘土を渦上に巻いて円盤にしたものに、文字のようなものが記されている。現在はクレタ島のイラクリオン考古学博物館に収蔵されている。
ファイストスの円盤は、線文字Aが書かれた粘土版が貯蔵された部屋で、水平に置かれた状態で発見された。イギリス人の考古学者アーサー・エヴァンズの分類に従って、上になっていた面をA、下になっていた面をBと呼ぶ。どちらの面にも「絵文字」が螺旋形に記されている。両面を通じて登場する文字は45種類で、両面に登場する文字の総個数は241である。
エヴァンズは絵の内容に従って文字に番号を付けた。文字1から文字6までは人の顔、もしくは全身像に見えるもの、文字29から文字34はネコ、ウシ、鳥、魚など何らかの動物に見える。
それぞれの文字が垂直線によって数個ずつに区切られている点はファイストスの円盤に特徴的である。A面には31区画(122文字)、B面には30区画(119文字)ある。
エーゲ海地方ではすでに紀元前2000年ごろから文字が使われていた。しかしながら、粘土の塊に棒で跡を付けたものがほとんどであった。一方、ファイストスの円盤にある各文字は正確に同じ形状、寸法であることから何らかの印章のようなものを粘土の表面に押し当てて記録したと考えられている。これを、「最古の印刷物」と呼ぶことが多いが、印章は印刷史家からは一般的に印刷とは見なされない。
wikipedia-ファイストスの円盤より
この円盤は依然として解読されておらず、その理由は
・同じ文字の他の円盤が見つからない
・描かれた文字が定型文でない
・ギリシャ語と合わない
というものがある。特に一つ目が大きく、他の資料が発見されなければ解読は不可能と言われている。
果たして解読される日はくるのであろうか・・・
3 Comments
匿名
6月 19, 2018 at 8:46 pm意味などなかったりして・・・
匿名
6月 20, 2018 at 7:14 pmよし人工知能に任せよう
匿名
6月 22, 2018 at 8:05 am紀元前2000年前にすでに文字が使われていたのか・・・