第二次世界大戦中の1942年2月25日、ロサンゼルス上空に謎の飛行物体が大量に出現した。米軍はこれに対し対空砲火を浴びせるも1機も撃墜することなく、飛行物体は全て忽然と消え去ったという。当時の模様はラジオなどで全米に中継されており、米国内に大混乱をもたらしたのだ。
これまで米国は日本海軍艦艇による幾度もの米国本土への攻撃を受けており、今回の事件も日本軍による空襲であると誤認したのだ。しかしながら日本海軍の記録では、この日ロサンゼルスへの空襲は記録されていなかったという。
第二次世界大戦後明らかになった日本海軍の記録では、この日に日本海軍の潜水艦とその艦載機によるロサンゼルス市一帯への空襲は記録されていなかった。また「15機が飛来」や「25機が飛来」と報告されていたものの、当時アメリカ西海岸沿岸に展開していた航空母艦はなく、さらに同地域で活動していた日本海軍の潜水艦は10隻程度で、その艦載機を全部足しても15機に足らなかった。他にも、「日本軍が飛ばした爆弾付き気球(風船爆弾)ではないか」という報道もなされたものの、当時まだ風船爆弾は実用化されていなかった。
さらに、当日に陸軍第205防空部隊が気象観測気球をサンタモニカで上げていたことが判明したことや、その後も各戦線において日本軍に敗北を続けていた上に、本土上陸も危惧される中、陸海軍ともにこのような大きな被害がない事件の分析に人員を取られるだけの余裕がなくなっていたこともあり、最終的に「24日の日本海軍の潜水艦によるサンタバーバラ砲撃とその後の警戒態勢を受けて過敏になっていた陸軍部隊が、この気象観測気球を日本軍機と見間違え過剰対応した事がこの『戦い』の発端である」と結論付けられこの事件は幕を閉じることとなった。
しかし、陸軍のレーダー上でサンタモニカよりはるかに離れた地点から上昇と下降を繰り返しながら飛来する飛行物体が観察されたうえに、目視においても多数の兵士や民間人が赤く光る飛行物体を確認し、撮影もされていることからこの結論を疑問視した。マーシャル陸軍参謀総長による報告書のように日本軍機の飛来を主張する者や、「日本軍の脅威を強調するために、軍需関連企業の意を受けた保守派団体などが航空機を飛ばし故意に騒ぎを起こした」という説を唱えるものがいたほか、戦後には「未確認飛行物体(UFO)が飛来した」と主張する者さえいた。
wikipedia-ロサンゼルスの戦いより
この謎の飛行物体は一体何だったのだろうか、真相は未だ謎のままである。
3 Comments
匿名
6月 1, 2018 at 8:06 pm戦争を監視してたんだ
匿名
6月 2, 2018 at 3:48 amこれ未来人が戦争観戦に来た結果見つかっちゃって撃たれちゃったパターンのやつ
匿名
6月 24, 2018 at 3:57 am日本海軍の極秘作戦だったから記録に残してないんじゃないか、多分